2008年12月30日火曜日

恋する西洋美術史



恋する西洋美術史


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薦めたい:☆☆☆☆




なんかむっちりした裸の人がウネウネしてるし、
印象派より昔の西洋美術はよくわからん!という方、
是非これをおすすめします。

そんな「裸ウネウネ系」の西洋絵画(彫刻もあるけど)を、
「恋愛」という切り口で読み解いた一冊です。
章が進むにつれ、
「これ、電車の中で読んでていいんかな」というような、
中学生くらいならドキドキしちゃう内容もあり。

絵画の中のキューピットが目隠ししてる意味、
知らなかったなあ…
1枚の絵の中に描かれた事物すべてに寓意が込められていたり
西洋美術って理屈っぽいなあ、とも思います。

もっと図版が大きくて、しかもカラーなら
楽しさ倍増なんでしょうが、
それよりも、
絵画にさほど興味のない人でも手に取りやすい価格で
出したことに意味があるんでしょうね。

2008年12月27日土曜日

女装する女



女装する女

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目次をパラパラーっと立ち読みして、
「あぁこれ、私のことやん」
と、即買いしました。

・仕事の時は「女度」押さえてるからたまには「女装」したい
・着付けとお茶を習い、ドレスアップは「和服」
・こじんまりした居酒屋とそこに来るおじさんが好き
・出産を機に生活のエコ度急上昇
・自己流だけどヨガ
・子供をダシに、アウトドア遊び
・母親とは持ちつ持たれつ

…自分に当てはまらないのは「スピリチュアルな女」くらい。
現代の日本女性の実態をあらわにする
筆者の切り口の鋭さに、
感心すると同時に嫉妬すら感じました。

何と言ってもタイトルになっている「女装する女」の章が、
筆者の勢いがあって最高です。

2008年12月17日水曜日

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録



奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録


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まず、リンゴがこんなにも農薬を必要とする果物だ、
ということに驚きました。
他の果樹や野菜が比較的無農薬栽培しやすいのに比べ、
私たちが普通に食べているリンゴは、他の作物以上に
自然から離れたものなんですね。

「害虫を駆除する、病原菌を殺す」という考えから離れ、
リンゴ以外の生物(虫や雑草)も、リンゴと共に生かす、
生態系としてバランスの取れた状態にする、
という発想の転換により、
リンゴの木は筆者が食べて涙するほどの美味しい実を
つけるようになったそうです。

ただ、そこへ辿り着くまでの木村さんの道のり、
もう「ワークライフバランス」なんてあったもんじゃありません。

家族に対して貧しい暮らしを強いていることに
罪悪感を持った木村さんが弱音を吐いたとき、
普段はおとなしい娘さんが色をなして怒った、
というエピソードが、印象的でした。

木村さんのリンゴ、食べてみたいなあ…
(この本読んだ人はみんなそう思ってるだろうな)

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

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日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で








著者の「日本語」に対する危機感は、しっかりと伝わりました。
「日本語の乱れ」なんてのは、メディアでも頻繁に取り上げられますが、
他の言語(主に英語)と日本語の相対的な力関係、というのは
何となくは気づいても、深く考えることはこれまでありませんでした。

3〜5章あたりはとても面白く、
しかし6章以降は少し読み辛く感じました。
6章以降の内容が、5章まで読んだ時点でおおよそ
予測できるからかもしれません。

この本と「悩む力」(姜尚中)を読んだせいで、
来年は漱石をもう一度読み直そうか、という気分になっています。

…それにしても、今の中学校、週3しか国語の時間がないって
本当ですか??(7章より)
我が子を将来公立中に入れてよいものか、不安になりました。

2008年12月5日金曜日

予想どおりに不合理—行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」

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予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」


著者が(主に)学生たちに対して行った数々のユニークな実験、

たとえば…
 ・バスケットボールのチケット当選者と落選者では
  そのチケットに何ドルの価値があると考えるかに
  どれだけの差があるか

 ・「15セントのトリュフ又は1セントのキスチョコ」
  「14セントのトリュフ又は無料のキスチョコ」
  トリュフとキスチョコの選ばれる割合に
  どれだけ差が出るか

といった実験例が豊富に示されます。

その実験結果に見られる人間の不合理性は、想像以上でした。
(アメリカでも名だたる大学の学生が被験者なのに!です)

そんな不合理な行動も、これら実験結果から系統的に
予測できるというのがユニークで、
かつ実生活にも役立つものだと思われます。
読み物としても十分に面白いです。

2008年11月11日火曜日

南の島に雪が降る

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南の島に雪が降る


「ほぼ日」で柴田理恵さんが薦められていたので、
手に取ってみました。

沢村貞子さんの弟さんの、加東大介さんが
太平洋戦争中にパプアニューギニアの
マクノワリに派兵された時の体験記です。

戦記ではあるけれど、戦闘シーンはなく、
けれど「戦争」という非日常が
いつ終わるのかわからない状況下。
いらだつ兵士たちのために「演劇分隊」が作られます。

しかし芝居経験のあるのは筆者くらい。
それでも募集をかけてみると、
三味線弾きや歌手、友禅デザイナー、洋服屋にかつら屋…と
続々とメンバーが集まります。

ジャングルの中に劇場が作られ、
7000人の兵隊が月に一度は観劇できるように、
演劇分隊は1日の休みもなく上演を続けます。
舞台の女形や懐かしい日本の風景に、
妻や母、ふるさとを思い浮かべる兵隊たち。

今月の出し物を見るまでは死ねない、と
元気を奮い立たせる病気の兵士がいる一方で、
「きょうの芝居はおもしろかったなぁ」と言って
亡くなる人もいたということです。

湿っぽさのない文章だからこそ、
読み終わってからじんわりと胸に迫るものがありました。

ラッシュライフ

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ラッシュライフ


最近の作家さんの小説を読むのは久しぶり。
四隅と中央から、別々の人たちが作り始めたジグソーパズルが、
後半にかけて各部分がピタッ、ピタッと
合わさっていくような快感がたまらなかったです。
アメリカのサスペンス映画を1本見たような気分になりました。

空き巣の黒澤さんがいい感じ。

2008年10月27日月曜日

必要なものがスグに!とり出せる整理術!

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必要なものがスグに!とり出せる整理術!

元「汚部屋」住人の著者は、前著で脱!汚部屋を果たしたものの、
押入れや棚の整理は未着手。
この本では、そこにチャレンジしています。

我が家は幸い「汚部屋」化したことはないですが、
「必要なものがスグに!とり出せ」ないことが
しばしばある私にはピッタリの本でした。
押入れの現状なんて、まさにうちのよう…

片づけが得意な人が書いた本だと
「えー、そんなことまでできません。」
という拒否反応を持ちかねないのですが、
片付け下手な人が試行錯誤の末に自分なりの方法を見つけていく様は
読者に「私もできる」という気持ちを起こさせてくれます。

全編マンガでかるーく読める本です。
これから先、予想以上に役立ってくれそうです。

2008年10月22日水曜日

できそこないの男たち

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できそこないの男たち (光文社新書 371)


「生物と無生物のあいだ」がベストセラーとなった、
分子生物学者の福岡伸一さんの新著。

「生物と〜」を読んで、一般人には縁遠い科学の世界を
こんなに面白く読ませてくれる理系の書き手って、
貴重で素晴らしいなあ…と感動しましたが、
今回もその期待を裏切らない内容だと思います。

「プロローグ」に記された、ララとナナの詩が
強く印象に残りました。

2008年4月13日日曜日

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

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黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

これまで読んだ投資本の中でダントツにおもしろーい!
実用書というよりは、
投資エンターテイメントという感じもします。
投資に関する基礎知識は、少しだけ必要です。

「全貯金をレバレッジ8倍かけて海外株投資」とか、
実践する勇気はちょっとありませんが、
「国内企業に勤めている」
=「『サラリーマン債券』という国内債券を持っている」
と考え、
それゆえ、現時点の貯金は海外投資にすべき、という主張は
ありだなあ、と思いました。

大富豪にしか組めなかったようなポートフォリオも、
いまでは個人投資家でも可能なんだ、というのに
勇気づけられた一冊です。がんばるぞー!

2008年4月8日火曜日

日本の「食」は安すぎる—「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない

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日本の「食」は安すぎる—「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない

現在加入している生協のカタログにしばしば登場する
「産地を買い支える」という言葉が、
この本を読んでやっとしっくりきました。

霜降りじゃない、赤身の牛肉のおいしさや、
肉厚の原木栽培椎茸のうまみなど、
読んでいてよだれが出そうです。

この本に登場するような「誠実」な食べ物を積極的に選ぶと
エンゲル係数は随分高くなりそうですが、
食べきれずに捨ててしまうものや
つい食べ過ぎてしまうものを減らせば、
その分の食費をよりよい食材を購入する費用に
十分にあてられると思います。

とはいえ、高くても質の良い食材を購入できる人と、
とにかく安くてお腹のふくれるものを買う人という、
「食」の格差の拡大が、
今後問題になってくるかもしれないなあ。

2008年4月7日月曜日

ルポ貧困大国アメリカ

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この本1冊読んだだけで判断することはできないけれど、
アメリカの繁栄の足下にこんな惨状があるなんて…こわい。。
今ぜひ読んでおくべき本だと思います。

特に4章の、「学校卒業→軍へ参加」という
レールに乗せられていくより他に選択肢のない
貧困層の若者の現状には、暗い気持ちにさせられました。

日本でも今後アメリカのように
「小さな政府」化が進んでいくかもしれませんが、
その進め方を注意深く監視していきたいと思います。

とりあえず、健康保険料はちゃんと払っとこ。
お金の心配せずに医者にかかれる状態が
これからも続きますように…

2008年4月6日日曜日

彼女があのテレビを買ったワケ —— 男がわからなかった 女が商品を選ぶ本当の理由

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スペック重視、結果重視の男性的買い物価値観では
説明できない、
女性的な商品選択の理由8つが挙げられています。

・幸せ:漠然とした幸せのイメージを、
    具現化してくれる商品が選ばれる

・育む:自分が関わった物、人には身内感覚を持つ
 
・選ぶ:「自分らしい選択」をしたい

・共感:「気持ちを人と分かち合いたい」心が
    クチコミを起こす

・誠実:「生活者としての私」に不誠実な商品は
    企業そのものへの信用を失う

・特別:「特別な私」として扱われることを望む

・ご褒美:買い物の「言い訳」としての「私へのご褒美」

・学ぶ:自分の可能性を広げることに貪欲である


読み始めてから最後のページまで、腑に落ちることだらけ。
男性が読むと、どうなんでしょう?


女性的な視点で
「いい!」「売れる!」と判断した商品や企画を、
男性に対していかに説得力を持って説明できるか、
そこが悩ましいところかと思います。
今のところ、企業等で決定権を持つのは
まだまだ男性の場合が多いでしょうから。

2008年3月29日土曜日

「婚活」時代

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2,30代未婚知人・友人全員に買って配りたい!
(40代以上の人に配る勇気はないです)
おせっかいでしょうが…

結婚を、就職活動(就活)になぞらえて
「婚活」と略し、
就職氷河期以降、
「シューカツ」の重要性、
正社員とフリーターとの格差が大きくなったように、
親や職場による結婚相手のマッチングがなくなって以降、
結婚できる人とできない人の格差が生じた、
となると「シューカツ」同様「婚活」が必要ではないか?
という着目点が面白いです。

そして男女別に「いかに『婚活』するか」が
なかなか細かく述べられています。
これがまた「ああ、こんな人いるいる」「私はこのタイプかも」
という風にリアルで面白いです。

「いつかは結婚したい」と思ってるなら、今すぐこれ読んで!
(ちなみにこの本、「結婚したくない人」「なぜ結婚するのか」
については触れられていません。)

2008年3月27日木曜日

間宮兄弟

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薦めたい:☆☆



久々に読んだ、江國作品。
…うーん。
昔は江國香織好きだったんだけど、
これはちょっと受け付けなかった。。
ジグソーパズルを「おもしろ地獄」とか言って
2人で夢中になるようなこんな兄弟、
隣に住んでたらやっぱりイヤだー。
まあ、隣人としては全く害はないだろうけど。

江國香織は、女性主人公の方が
多分私には受け入れやすいんだろうな。

映画の配役(佐々木蔵之助&ドランクドラゴン塚地)は
すごくぴったりだと思いました。

2008年3月23日日曜日

図解 フィンランド・メソッド入門

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読解力の国際テストで連続1位をとり
(日本は8位→14位だそうな)、
注目を集めているフィンランド式教育法の紹介本です。

個人的に興味深かったのは、

・日本では現在主にビジネスパーソンに広まっている
 「マインドマップ」(フィンランドでは「カルタ」)を、
 初等教育から徹底的に取り入れていること。

・一人の作文に対して、複数人が
 「いいところ」「悪いところ」を10個ずつ挙げ、
 みんなで作文を完成させる、という方法。

・議論する際は「議論のルール」を決めて、
 班長はルール違反があればすぐに指摘する。
 ちなみにどんなルールがあるかというと、
  ・最後まできちんと話を聞く
  ・議論が台無しになることを言わない
  ・どんな意見も、間違いと決めつけない
  ・泣いたり怒ったりしない

…大人でも(もちろん私も)、
このルール違反は結構やってしまうなあ。。。

「論理を明確にすること」
「他人の視点を受け入れられる人間になること」
が、フィンランドメソッドのメリットと思いました。

2008年3月17日月曜日

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記

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薦めたい:☆☆☆☆

2008/03/16「情熱大陸」で取り上げられた、


バングラディッシュで鞄を作り、日本で販売する会社
「マザーハウス」社長の、山口さんの自伝です。

「号泣戦記」という副題通り、
すんなり事が進むことはほとんどなくて、
しょっちゅう涙を流している著者。
「決して諦めない」
「何事も自分で経験する」
というのを、本当に文字通りやってこられたようです。

若くて小柄で、しかも相当チャーミングな外見なのに、
こんなにも強い人がいるなんて、
ああ、とてもかなわないな…と思いました。

ジュート素材のカジュアルなバッグは、
休日の散歩にすごく似合いそうです。
今は番組放映直後で、混雑しているかもしれないので、
しばらくたってから一度直営店に行って、
品物を実際に手に取ってみたいです。

2008年3月15日土曜日

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣



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薦めたい:☆☆☆☆

不思議なくらい「金持ち父さん」と、内容は似ていると思います。
ただ、受ける印象は「金持ち父さん」と比べて
ずいぶんソフトですが。
(本田さんとキヨサキさんとの性格の違い?)

本田さんとゲラー氏との対話で進むので、
普段本を読まない人でも
抵抗なく最後まで読めると思います。

文庫本1冊で
自分の人生に対してポジティブになれる、
コストパフォーマンスの高い本です。

2008年3月11日火曜日

「社会を変える」を仕事にする



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薦めたい:☆☆☆☆

我が家もちょくちょくお世話になってる病児保育のフローレンス。
その若き代表、駒崎さんの奮闘記です。

語り口調の文章や、「面白ポイント」が大文字になっているところなど、
今時の若者が書きました、という文面になっていますが、
それは、
 「『社会を変える』ことを仕事とした自分は
  決して特別な人間ではなく、
  誰でも一歩踏み出すことで、社会に貢献できるんだ」
という、
著者のメッセージであると受け止めました。

フローレンスは順調に会員やサービスエリアが増えているようです。
レスキュー隊員の十分な確保など、
これからもご苦労は多いかと思いますが、
ふんばって続けていただきたいと思います。

2008年3月10日月曜日

勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド



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年収1000万以上でインディ女の生き方に理解のある男は、
なかなかいないだろうな(苦笑)

「ムギ」さん名義で出ていた、「インディでいこう!」が再発売されたようです。
以前から読みたいと思っていたので、早速購入。

20代の女性向けだとは思いますが、
結婚を考えている男性も読んだほうがよさそう。

勝間さんがすごいな、と思うのは、
本人が時間とお金をかけて得たノウハウや情報を
「みなさん、これおすすめ!」と
どんどんオープンにしていくところ。
Giveの5乗、というやつです。

そんな「勝間メソッド」の数々、
ではお言葉に甘えて、
いい意味でどんどん利用させていただこうと思っています。

熊谷守一—気ままに絵のみち



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薦めたい:☆☆☆☆☆

大原美術館所蔵の「陽が死んだ日」。
好き、というとちょっと違う、
画家がこれを描く姿を想像するとなんだか痛々しくて
長くは直視していられない絵です。

この絵を描いた熊谷守一が、
猫や身近な植物を大胆な線で描いたと同じ人だったと
これを読んで初めて知りました。

「陽が死んだ日」以外の初期作品も、いくつも載っています。
エッセイ類も読み応えがあって、買ってよかった。

2008年3月8日土曜日

考具—考えるための道具、持っていますか?



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タイトルと装丁が好き。

とても親切な本です。
「いかに情報をインプットし」
「いかにアイデアを広げ」
「どうやってアイデアを企画にするか」
について、
博報堂に勤める筆者が実際に使っている数々の方法を
大変具体的に、一つ一つ解説しています。

立ち読みする人へ、どのページを立ち読んだらいいかという
ガイドまでついてます。うーん親切。

私が特に頭に残ったのが、
アイデアを広げる方法のうちの、次の2つ。

1、オズボーンのチェックリスト
 今あるアイデアを 転用、応用、変更、拡大、縮小、
 代用、置換、逆転、結合 したら、それぞれどうなるか
 考えてみる。

2、ブレーンストーミング
 ・他人の発言を批判しない
 ・自由奔放な発言を歓迎
 ・質より量
 ・他人のアイデアに便乗する
 というルールで、グループでアイデアを展開する。


冒頭の、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
という、アイデアの定義に☆10個。

2008年3月7日金曜日

図解・マインドマップノート術



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ダンナ様からのおすすめ本。
これを読んでからは、
読んだ本の内容メモも、旅行の計画も、なぞ掛けの練習も
何でもかんでもマインドマップを使って書いてます。
(まだ仕事にはあまり生かせてないけど…)

後から見た時、
自分が何をどういう順番で考えていったかがわかる、
というのがマインドマップのいいところ。
連想ゲーム的に、アイディアを次々引きずり出せるのも
気に入っています。

この本は例が豊富なので、マインドマップがどういうものか
大変つかみやすいと思います。

100歳まで元気に生きる!



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世界4カ所(アブハズ、ヴィルカバンバ、フンザ、沖縄)の
長寿地域に住む、100歳前後の人々の実際の生活から
・食事
・運動
・愛情(ストレスの少ない生活、とも言い換えられそう)
の3つの条件が揃うことが
健康に長く生きる秘訣であることが、解説されています。

著者の父はサーティワンアイスクリームの創業者だそうで、
子供の頃はいわゆる「欧米型食生活」だったようですが
現在はこの本に書かれているような生活を送っているそうです。

長寿地域の生活様式をただ盲目的に礼賛するのではなく、
なぜそれが良いのか、をしっかり追求しているところが
面白かったです。

植物性の食品を中心にとり、食べ過ぎないこと等、
新谷 弘実著
「病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-」と
結論はよく似ています。
「病気にならない生き方」には賛否両論あるようですが、
こういう健康を扱った本というのは、
自分の生活を省みるきっかけになれば、
それで十分に、読んだ目的は果たしているのではないでしょうか。


一番印象的だった言葉:
「パンが白いほど死ぬのが早い」

2008年3月4日火曜日

ポール・スローンのウミガメのスープ—水平思考推理ゲーム

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役に立つ:☆☆
薦めたい:☆☆☆


1ページにつき1問、クイズがあり、
次ページにはヒントが、
さらにその次のページには解答例が載っています。
自分が、いかに先入観にとらわれているかを
実感します。

納得のいかないぶっとんだ解答とか、
「いくらクイズとはいえ人が死にすぎ!」とか
つっこみどころはありますが。。

ほんとは5人くらいでわいわい読むのが楽しそう。
合宿なんかで、寝る前の遊びとしてやるのも
よさそうです。

1人で読むなら、
通勤時間の頭の体操にぴったりだと思います。

2008年2月27日水曜日

伝わる・揺さぶる!文章を書く

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感動した:☆☆☆
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薦めたい:☆☆☆☆☆

子供の頃、「国語」の授業で主に取り上げられたのは、
小説や詩など「文学的」なものがメインで、
作文も、論理的に筋道を立てて書く、ということは
特に教わらなかったと記憶しています。

その一方、いったん社会に出てしまうと、
報告や説得、お詫び状といった、
実用的な文章力が求められます。
この本は、そういった現実のシーンで
「機能する文章を書ける」ようになることを目標としています。

「機能する文章を書く」ためには、

・論点と意見を明確にする

・この文章を書くことが、どのような結果を生むことを
 望むか考える

・読み手と自分の関係性をとらえる

・論拠を用意する

・根本思想はごまかせないことを知る

以上のことが、豊富な例で説明されていて
大変わかりやすい本でした。

「文章を書く」というタイトルですが、
書くことのみにとどまらず、
コミュニケーション全般の力がアップする
良書だと思います。

2008年2月26日火曜日

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉

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薦めたい:☆☆☆

「さおだけ屋…」に始まるシリーズ3部作の最終作、
のようです。
私はこの最終作が一番面白かったです。
今回登場の「女子大生会計士シリーズ」のキャラは
個人的にはちょっと苦手ですが…

特に引き込まれたのが、第2章の
企業がいかに「計画」に縛られているか、というくだり。
(うちの社長が株式公開したがらない訳はこういう理由なのかも?)

「計画通りに進める」ことを尊重するのではなく、
「手持ちのカードを増やし柔軟に対応」できる用意を整える、
という著者の考えがよく伝わりました。

「会計本」だと思って読むと、違うかも。

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

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薦めたい:☆☆☆☆

「普通預金だけでいいのかなぁ」という疑問を持ち始めた人が、
まず最初に手に取る本としてとってもオススメ。
コンパクトによくまとまっていて、文章も読みやすいので、
この手の本を読み慣れてない人でも、すぐに読めると思います。

私自身、「金持ち父さん」みたいなリスクをとる方法での
資産運用はちょっとムリ…と思ってるので、
しばらくは勝間さん式にインデックス+分散で
行くつもりです。

敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか

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感動した:☆
役に立つ:☆☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆☆

・プロの投資家も市場で勝ち続けるのは難しい
・ミスをしない者が勝つ
・個人投資家は時間を味方につける
・投資にかかるコストにシビアになる

内藤忍さんや勝間和代さんの著書に
「お薦め本」として紹介されていた本。
長期投資を目指す人の、古典的な本のようです。

友人に借りて読んだけど、
自分用に買ってもいいかなと思います。


生き抜くための数学入門

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役に立つ:☆☆
薦めたい:☆☆☆

当たり本の多い「よりみちパン!セ」シリーズの一冊。
ダンナが買ってきました。
これ読めば、
「マイナスとマイナスかけたら何でプラス?」
が説明できるようになります。

私、理系なのに数学が大の苦手です。
ですが、「単純な法則を拡張していく」という
数学の面白さを感じることができ、
ちょっと興奮しました。
数学の本にわくわくさせられることがあるなんて、驚きです。

高校生の時にこの本があればなぁ…


2008年2月24日日曜日

日本の10大新宗教

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薦めたい:☆☆☆☆

新書サイズなのに情報量はかなりのものです。
客観的視点から書かれた新宗教情報、というのは
貴重だと思います。

私自身は特に何の信者、というのがない、
「フツーの日本人」なわけですが、
それでもPLの花火を見に行ったこともあれば、
知り合いや近所の人が新宗教の信者だったり、
ばあちゃんが1ヶ月だけ聖教新聞とらされたり、、と
新宗教と完全に無縁ではいられないわけで、
それら「ナゾの宗教たち」について、
基本的な情報を知ることができてよかったです。

「10大」から外れた有名新宗教についても読みたいので、
続編に期待します。

臆病者のための株入門

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どうしたら市場で利益を得られるか、という
みんなが知りたい問いに対して、

1.市場の歪みを利用する
2.市場の拡大を利用する

の2つの答えをわかりやすく解説しています。そして、

・歪みを利用→デイトレード
・拡大を利用→インデックス投資
・どちらも利用→個別株長期投資

で、素人が手を出すならインデックス投資、という
最近私が読んだ他の投資本たちと同じ結論になっています。

「エリートの書いた本」というような固い文体ではありません。
著者自身が色々な投資法に手を出し、学び、
答えに辿り着いた、という感じに好感を持ちました。

「とりあえず株でも」と思ってるなら、
口座作る前にまず一読する価値のある本だと思います。

ライブドア事件の解説もわかりやすいです。



7つの習慣—成功には原則があった!

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感動した:☆☆☆☆
役に立つ:☆☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆☆

<食わず嫌いで失敗…>
「成功には原則があった!」という副題に
うさんくささを感じていたので
今まで手に取らずにきたけれど、
うーん、もっと早く読めば良かったです。
多分、これから先もちょくちょく読み返すでしょう。

<「ビジネス書」と限定するにはもったいない>
良いビジネス書全般に言えることだと思いますが、
人生の様々なシーンで応用できる内容なので、
子育てママも、迷える中高生も、シューカツ前の学生も、
手に取るといいな。
夫婦で読むのも大おすすめ。

パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す

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感動した:☆
役に立つ:☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆



本の内容以上に、
「パーソナルブランディング」という考え方があること自体を
知ったことに、大きな意義がありました。
自営業じゃなくても、頭に入れておいたほうがいいと思う。

書かれている手法はかなり具体的なので、
ものによっては時を経ると陳腐化する可能性もありますが、
ブランディングの考え方そのものは
長く使えるのではないでしょうか。

新宿の紀伊國屋では品切れでした。売れてるのかな?



心もからだも「冷え」が万病のもと

面白い :☆☆☆
感動した:☆
役に立つ:☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆

「冷え」といえば女性のもの、というイメージだけれど、
この本では男性の冷えに
多くのページを割いているのがユニークです。

実際、うちのダンナ(本来暑がり)も最近
「足が冷えるぅ〜」と言うようになりました。
オフィス冷房に蝕まれているのかも。

「うつもいじめもアトピーも癌も『冷え』のせい」
というのには、
「いやいや、原因はそれだけじゃないだろう」
と思ってしまいましたが、
低体温が健康に良くないことは確かなのでしょう。

「鎮痛剤は血流を減らす作用があるので、
使いすぎは冷えにつながる」
というのは知らなかった。
生理痛で痛み止めをのむのは、
最小限にするのがよさそうです。

「冷え」をなくす方法としては、
簡単な指先の運動や食事の取り方、
タオルを使った首の暖め方など、
お金も時間もかけずに
今すぐ始められるものが紹介されています。

最後に紹介されてる
ホメオパシーやフラワーレメディ
ホントに効くのかしら?
興味と「?」が5分5分です。


スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

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「取引コスト」という視点から見ると、
様々な価格差を説明できる、ということで
身近なモノたちの価格が解説されています。
まとまりのなさも感じましたが、おおむね読みやすいです。

さて、
「子供の医療費無料化は子育て支援にならない」
というのは、大いに納得しました。

私の住む自治体も子供の医療費は無料なので、
ちょっとした風邪でもお医者さんに連れて行く人が多いです。
結果的に、小児科はやたらと混んでいます。
仕事を持つ母親としては、なかなか辛いものがあります。

医療費無料にするなら、それと同時に
小児科医、産科医の人数を増やし、負担を減らす政策も
とってもらいたいものです。

地頭力を鍛える問題解決に活かす「フェルミ推定」

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薦めたい:☆☆☆☆

コメント:
まともに就職活動せずにこれまで生きてきたので、
「面接試験ってこんなこと聞かれるのかー!」
と、まずそんな低レベルなところで感心してしまいました。

自分は「知識・記憶力型」の人間だと、以前から痛感しています。
(なにしろWikipediaが大好きなので…)

「知識」に頼りすぎることは
自分の頭で考えることの妨げになりかねないし、
問題を「全体から」とらえず細部にこだわりすぎる可能性を
はらんでいる、ということに気づけてよかった。

電車で本を広げるのも難しいくらい混んでいたので、
さっそく巻末のフェルミ推定の問題を
解いてみました。これは楽しい♪
いくらでも問題を自作できるし、
満員電車の楽しみができました。