これまで読んだ本のメモはこのページに蓄積していましたが、
今後は本については、
ブログ本館「よめことここの日記」の「本・雑誌」カテゴリーに
書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
2009年5月18日月曜日
楽毅

楽毅(新潮文庫)
面白い :☆☆☆☆☆
感動した:☆☆☆
役に立つ:☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆
以前から読んでみたかった宮城谷昌光さんによる、
中国の春秋戦国時代の小国・中山国宰相の家に生まれた
楽毅という武将のお話。
この時代のことは「何かたくさん国があったらしい」くらいの
前知識しかなかったけど、おもしろかった!
中山国は小さい上に、王はイマイチ、隣国からは攻められる、と
楽毅の前半生は苦労しっぱなしですが、
楽毅の変幻自在な戦いっぷりと
新王(イマイチ王の孫)の最後の決断は見事!
国が滅ぶ話を読んでさわやかな気分になるなんて、不思議です。
中山国滅亡後は、それまで以上に外交の話が増えます。
この外交がややこしい…何しろ国が多い上に、
あっちと組んだり、こっちと組んだりと全く安定しません。
そこは付属の地図をちらちら見ながら何とかクリアしました。
各国の王や太子が臣下や外交をどう扱うか、というのも
人それぞれで、興味深いです。
子供が「おかあさんも声出して本よんでー」というので
ためしにちょっとだけ声に出して読んでみました。
文章に品があって音読していて気持ちいい!
宮城谷さんすごい。他の作品も読んでみようと思いました。
2009年5月8日金曜日
天使と悪魔

天使と悪魔
面白い :☆☆☆☆☆
感動した:
役に立つ:
薦めたい:☆☆☆☆
ベストセラー「ダヴィンチ・コード」の前作です。
テーマは「宗教と科学」。
ラングドン教授がありえないほど大活躍するのは同じ。
来週末から映画も始まりますね。
「ダヴィンチ・コード」は後半話がだれる感じがあって残念だったけど、
こちらは最後までぐいぐいっと引き込まれました。
飛行機の中で読んでいたら、あっというまに着陸してしまいました。
長時間移動時に読むにはもってこいの小説です。
(ローマ行きの飛行機ならなおよかったな)
それにしても、教授、強すぎ。
そして暗殺者(ハサシン)の人物像、
イスラム教徒は不快に思うんじゃないだろうか、と心配になります。
2009年3月25日水曜日
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
面白い :☆☆☆☆☆
感動した:☆☆☆
役に立つ:☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆
人に勧められるがまま先物取引に手を染め、
あっという間に数千万のお金が消え、
残ったのは利息すら返せないレベルの借金だけ。定職なし。
とんでもない実体験が終始抑えめの文体で書かれており、
あっという間に引き込まれました。
金森さんの借金返済ストーリー本編からは、やや脱線気味の、
財閥系・電鉄系ディベロッパーVS新興ディベロッパーのくだりも、
大変面白く読みました。(私、不動産屋の片棒を担ぐ仕事をしています)
お買い得不動産を財閥系が拾っていくのを、
銀行からお金を借りられない新興系は指をくわえて見ているだけ、
というのは、まさに今の状況なんでしょうね。
「宅建業者で10年続いてるところは多くない」と、
うちの社長からも聞いたことがあります。
金森さんが、以前読んだ自分の小さな「箱」から脱出する方法
訳者だって、さっきようやく気づきました。
「小さな「箱」」、読んでからもう随分たちますが、
その内容を今でも事あるごとに思い出す、良書です。
こちらもとってもお薦めです。
2009年3月17日火曜日
ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋
面白い :☆☆☆☆☆
感動した:☆☆
役に立つ:
薦めたい:☆☆☆☆☆
「バチスタ」を読まないまま、
「ナイチンゲールの沈黙」
久しぶりに「本が面白すぎて一気読み」しました。
あー気持ちいい!
「ナイチンゲール」はファンタジックな要素や
無理にミステリーにしてるような感じがあって、
正直言ってちょっとついていけなかったけれど、
すべてはこの「ジェネラル」への仕込みだった、と思えば納得です。
特に、立て続けに開かれる会議のシーンは圧巻でした。
それにしても大学病院って、実際こんなに
「魔物」だらけなんでしょうか?怖い怖い。
映画版で速水先生を堺雅人が演じているのは知っていたので、
速水先生の台詞は全部堺雅人に、読みながら脳内変換してしまいました。
…チュッパチャップスなめてても格好いいんだろうな。。
映画も見たいな。
2009年3月3日火曜日
おとなの小論文教室。

おとなの小論文教室。
面白い :☆☆☆
感動した:☆☆☆☆
役に立つ:☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆☆
「ほぼ日刊イトイ新聞」で今も連載されている、
「おとなの小論文教室。」の、初期連載分です。
著者は、長年進研ゼミで小論文を担当されていた方です。
「ほぼ日」の数あるコンテンツの中でも、
このズーニーさんの連載は特に
「熱い!」「重い!」「長い!」
読んでいて胸にグサッとくる内容も多く、気分が重い日は
「読み飛ばしちゃえ」と思うこともありますが、
でも結局読んでしまいます。
どうして読んでしまうのか、考えてみました。
この連載、「小論文教室」と銘打ってはあるけれど、
「他者との関係を築くには、自分を開くことが必要。でもどうやって?」
というのがテーマなのだと思います。
この「どうやって自分をひらくか」を、変化球なしで
ずっと考え続けている、そりゃ熱くて重くもなります。
ただ、著者が上から物を言う、というスタンスではなく、
ズーニーさん自身がこの重いテーマに対し、
読者と一緒にのたうちまわって考えてくれるので
「よし、しんどいけど読んで一緒に考えよう」
という気分になるんです。
薄い本だけど、案外劇薬です。
2009年2月18日水曜日
ウェブ時代をゆくーいかに働き、いかに学ぶか

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか
面白い :☆☆☆☆☆
感動した:☆☆☆
役に立つ:☆☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆
本書で紹介されている、アップルのジョブズの言葉↓
「The only way to do great work is to love what you do.」
に大変勇気付けられました。
幸い、「好きなこと」を職業とすることができ、
大きな組織への適応性も高いとは思えない私は、
梅田さんの言う「けものみち」を生きる覚悟を促された気がしました。
外界の膨大な情報から「ロールモデル(お手本)」を次々と選び続ける、
ニュートリノを捕まえる「カミオカンデ」のように、
出会う人々、本、ウェブから波長のあうものを
自分の中の「パーソナルカミオカンデ」で捕らえ、
ロールモデルの引き出しを増やすこと、
…これ、多分得意です。
そしてこの本も、私のカミオカンデに引っかかったようです。
対となる梅田氏の著書「ウェブ進化論」は未読なので、
なるべく早く読みたいです。
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